AbemaTIMESで、
世界2位の囲碁AI開発者・山口祐氏が
人間の能力について、
「圧倒的にすごい。開発していてうらやましい」
語っていました。

AI搭載を謳う自動売買システムがありますが、
この記事を読みながら、
改めてAIトレードの問題点と限界を感じました。


1.身近なAIの問題点

AI(人工知能)とは、ネット検索すると、
「コンピュータを使って、
学習・推論・判断など人間の知能のはたらきを
人工的に実現したもの。」
と1番上に出てきました。

私はこの解釈には問題があると感じます。

この様な意味を読むと、
AI=人間の知能と解釈して、
AIは凄いと思い込んでしまう人が多いと思います。

そのような人が、
AIを搭載していると謳う、
トレードなどの自動売買システムを販売されると、

“凄いシステムのはずだから稼げる”と、
最初から期待してしまう危険性があると考えられます。

今回の記事の為に、
私はAIについて調べました。

実はAI(人工知能)の定義は、
専門家の間でもまだ定まっていないのが現状です。

私の解釈ではAIとは、
人間の知能のはたらきを、
人工的に実現“したもの”ではなく、
“しようとしているもの”
だと感じました。

身近にあるAIとしては、
「予測変換」と言われている、
文字入力の途中で次に打とうと思ってた文字が、
勝手に出てくるもの。

「オススメの商品はコチラ」の様に、
今までの買い物の履歴や、
似たようなものを買っている人の傾向から
おそらくこんな商品を欲しがっているだろう、
という商品を進めてくるもの。

などがあります。

これらの予測結果や、オススメ商品が、
突拍子もない言葉や商品を、
結果として出してくることはよくあります。

「人間の知能のはたらきを人工的に実現“したもの”」、
とは、まだまだ言えないと感じると思います。

私は子供の幼稚園の写真を、
幼稚園が用意した、
ネット上のアルバムから選んで購入していますが、

そのサイトに私の子供の顔を登録しておくと、
AIがたくさんの写真の中から、
自動的に私の子供を見つけてくれます。

が、見つけた写真が、
他人の子供であることも多々あります。

2.AIの致命的欠陥

この様にAIが間違った結果を出すことは、
実は仕方がない事です。

AI開発には膨大な量のデータが必要です。

そして、それらの膨大な量のデータは、
人間の力で収集・編集をしなければなりません。

先ほど紹介した、
私の子供の幼稚園の写真の検索結果では、
事前に3枚の我が子の写真を登録する必要があります。

ですが、3枚の画像だけでは、
間違った結果がいくつも出てしまうのです。

たとえば人が「リンゴ」を見て、
これは「リンゴ」と判断(予想)する際には
そもそも「リンゴ」はこういうものだと知っています。

一方、コンピューターに果物を見せて、
これは「ンゴ」と判断(予想)させるためには
予めコンピューターに沢山の果物の情報を
覚えさせる必要があります。

果物の情報を得るためには、
大量の果物の画像が必要です。

そしてその画像の質も大事です。

わかりにくい写真からでは必要な情報は得られません。

必要な情報をちゃんと含んだ、
良質のデータを大量に用意できなければ
推測、予想させるための特徴を、
覚えさせる事ができません。

つまり、AI開発は実際の開発よりも、
データ集めに大半の時間を費やすのです。

世界2位の囲碁AI開発者・山口祐氏も、
AbemaTIMESでこの様に語っています。
「コンピューターは学習がすごく早いと言っても、
人間の方が圧倒的にすごいです。

囲碁で言えば、コンピューターは
数千万局をやってようやく強くなりますが、
人間は10局も見れば同じような形が学習できる。

そういったところは、
コンピューターの開発をしていて、
うらやましいと思います」。
AbemaTIMESより
https://abematimes.com/posts/7009524

人間の想像力こそが、
AIには無い強みだと言えます。

3.AI搭載の自動売買システムの欠陥

ここまでAIの現実をお伝えしてきました。

AIは万能ではなく、
人間の力によるものが大きい事をお伝えしました。

この事は、AI搭載を謳う、
トレードの自動売買システムにも言えることです。

AIを使ったトレードで最も有名なニュースといえば、
アメリカの証券会社ゴールドマンサックスで、
500人いたトレーダーが大量に解雇されたものです。

結果としてトレーダーは3人しか残らず、
変わってAIがトレードを行うようになっています。

このニュースを、
AI搭載を謳うトレードの自動売買システムの
販売者は盛んに利用します。

ですが、それらの販売者は、
肝心なもう一つの事実を、
言っていないことがほとんどです。

それは、
トレーダーに変わりエンジニアを大量雇用した、
という事実です。

AIトレードを行うには、
優秀なエジニアを雇って、
アルゴリズムの更新をしていく必要があります。

これを怠ってしまうと、
相場の変化についていくことができないので、
利益を上げ続けることができないのです。

この事実から、
情報商材のプロジェクトなどで販売される、
AI搭載を謳うトレードの自動売買システムが、
稼ぎ続ける事なんて出来ない、
と理解していただけると思います。

また、AIを搭載しているから、
「必ず稼げる」とか、「絶対に損しない」、
などと謳って販売する人もいます。

ですが、AIは突発的な事故や天災を
予測することはできません。

「ダマシ」や「裏をかく」といった動きも頻繁に起こります。

そのため、AIトレードは不確定性を持っていて、
絶対に損をしないということはあり得ないものです。

基本的な投資の知識として、
投資にはメリットやデメリットがあり、
場合によっては損をすることもあります。

悪質な業者は、その様な投資の知識がない
初心者などをターゲットにしています。

夢の様な高利を謳ったり、
「必ず稼げる」とか、「絶対に損しない」、
という販売者の言葉を安易に信用してしまうと、
大切なお金を失う危険性があるのです。

4.AIのブラックボックス問題

人間の知能にもレベルがあるように、
AIにもレベルがあります。

ゴールドマンサックスで利用しているAIレベルでなくても、
AIのような技術をトレードに導入しているシステムもあります。

また、購入型のシステムでなくても、
AIが売買サインを配信するというものもあります。

どちらのAIにも、
AIならではの危険性があります。

それは、なぜこういう判断をしたのか、
という事が、AIを作った人にもわからない、
という特徴があります。

人工知能がどのような思考回路で、
特定の売買の決断をしたかは、
人間には見えません。

大きな損失を出すトレードをしても、
理由が分からないという事態も起こり得るのです。

世界2位の囲碁AI開発者・山口祐氏も言っています。
「コンピューターは、
いろんな形を学習していくんですが、
間違った知識もずっと残っていたりする。

囲碁AIでも、ある程度強くなったのに、
特定の形になるとすごく勝率の悪い打ち方をすることもある。

人間は忘れることで、
経験を整理することができるんですよ」と説明した。

AIが覚えたものは、
仮に人間から見て間違った知識だったとしても、
新たな解釈で新手を生み出さないとも限らない。

「だから、意図的に排除するっていうのは難しいんですよ。
人間が間違っているかどうかもわからないじゃないですか」

AbemaTIMESより
https://abematimes.com/posts/7009524

いざという時に説明責任のとれない、
「ブラックボックス問題」がAIには存在します。

そんな「ブラックボック」に、
大切なお金の運用を任せてよいのか、
慎重に判断するべきだと言えます。

5.情報との付き合い方

私は今回の記事の冒頭で、
「人工知能」の意味をネットで検索した結果について、
問題があるとお伝えしました。

ネットで検索すると、
まるで全ての正解がそこにあるように、
思い込んでいる人が多いようです。

確かにネットの情報の中には、
正解があるかもしれません。

ですが、間違った情報も沢山ある事に、
注意する必要があると感じています。

検索して、上位にある情報ほど、
信用する人が多いと思います。

ですが検索エンジンは、
内容の正確さまでは判断できません。

検索の上位に上がるのは、
内容の正確さよりも、
検索エンジン対策による影響の方が、
圧倒的に大きいのです。

ネット上に溢れる情報から、
真実や正解を見抜くことは、
なかなか難しいと言えます。

AIについても、
専門家や一流の研究者の間でも、
将来は人間を支配するという人もいれば、
そんな未来は起こりえないという人もいます。

AI搭載を謳う、
自動売買システムであっても、
一般の家電などの商品であっても、

イメージだけで先入観を持って購入してしまえば、
期待通りの結果を得られないかもしれません。

AIとは何なのか、
正確な情報を理解しておく必要があると言えます。

正確な情報を見極めるには、
安易に1つの情報を信用せず、

様々な情報を見比べて、
具体的で説得力があり、
現実的に納得が出来る情報を、
選ぶ必要があると感じています。

予想だらけの情報や、
むやみに危機感ばかりを煽る情報や、
目の前にニンジンをぶら下げるような、
夢ばかりを語る情報は、
採用するべきでは無いと思っています。


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